寒い季節にはエアコンが頼りになります。
家に帰ったら、多くの人がますますエアコンのリモコンを握るでしょう。
部屋が暖かくて快適ですが、冷暖房の電気代が気になります。
エアコンの暖房運転にかかる電気代はどのくらいなのでしょうか？
この記事では、エアコン暖房の設定温度の適温は？
エアコンの暖房運転の電気代が1時間あたりいくらなのか？
そして、その計算方法、そして電気代を節約する方法について説明します。
エアコン暖房の設定温度の適温は？
エアコンの暖房の適切な温度は、個人の快適性や気候条件によって異なることがあります。
一般的な目安として以下の４つのポイントが考慮されます。
エアコン暖房設定温度の適温ポイント４つ
① 冷暖房の設定温度差
多くの専門家は、夏季と比べて冬季には室温を低く保つことをおすすめしています。
室内と室外の温度差が大きいほど、エネルギー消費が増加します。
冷暖房の設定温度差を抑えることで節約できます。
例えば、冷暖房の設定温度差を摂氏20度から摂氏18度に下げることは、エネルギーの節約につながるでしょう。
② 個人の快適性
一般的に、室温は摂氏20度から摂氏24度の間が多くの人にとって快適です。
しかし、個人の体感温度は異なるため、あなたがどの温度が快適かを確認しましょう。
寒がりな人は高めの設定温度が好ましいかもしれませんが、暖かがりな人は低めの設定温度で十分かもしれません。
③ 室内外の気温
外部の気温や気象条件によって、適切な設定温度が変わることがあります。
特に寒冷地域では、より高い設定温度が必要かもしれません。
逆に、温暖な気候の場合は低めの設定温度で快適に感じることができるかもしれません。
④ 衣服の選択
適切な服装を選び、室内で暖房を依存せずに快適に過ごすことができます。
厚着や暖房を過度に頼らずに、室内で過ごすことをおすすめします。
最終的に、適切なエアコンの設定温度は個人の好みや環境に依存します。
一般的な目安に従いつつ、自分自身や家族が快適に感じる温度を見つけることが大切です。
また、エアコンの設定温度を調整し、エネルギーを節約することも考慮してください。
エアコン暖房の電気代は１時間でいくらなの？
冬の到来と共に高い電気代が気になることがあります。
一般的に、家庭内の電化製品のうち最も電力を消費するのはエアコンでしょう。
そこで、エアコンの暖房を1時間運転すると、具体的にどれくらいの電気代がかかるのか気になります。
私は自分の部屋のエアコンで実験してみました。
以前から使っていたエアコンも２０年以上経過して古くなり、修理と点検をしてもらうと買い替えをススメられました。
今回、大型家電量販店で購入したのは、東芝ルームエアコン家庭用RAS-K221DXY（大清快）です。
広告で、「古いエアコンを６万円で下取りします！」と、これで購入しました（(笑)
■新しいエアコンの場合
調べるのは、先日購入した東芝ルームエアコン家庭用RAS-K221DXY（大清快）です。
新しいエアコン（２３年式）を暖房で使用した場合、１時間あたりの電気代は、
約１０.３円！
■古いエアコンの場合
比べたのは、古いエアコン（三菱エアコン９９年式）を暖房で使用した場合、1時間あたりの電気代は、
約２２.０６円！
このように新しいエアコンと古いエアコンでは、電気代がほぼ倍ぐらい違いますから、節約に貢献します。
エアコン暖房の電気代の簡単な計算の仕方は？
購入したエアコンの取り扱い説明書や、パンフレットでも電気料金が解らない場合があります。
そんな時は、ご自分で簡単に調べる事もできるんです。
エアコンの暖房の電気代を計算したら？
エアコンの表示で見るところは、
■ 消費電力
新しいエアコンの暖房の消費電力は５３０Wとなっていました。
単位をKWに直しますと、５３０W＝０.５３kw(1000W = 1KW)
■ 電気料金の単価
電気料金の単価は、各地の電力会社ごとに取り決めされていますが、今回は東京電力の料金単価表を参考にしました。
電力量の第一段階料金１９.５２円で計算しました。
■ 計算方法 ■
１時間当たりの電気代 ＝ 消費電力（ｋｗ）Ｘ単価（円/ｋｗｈ）
新しいエアコンの暖房時の消費電力は、０.５３kw
０.５３kw x １９.５２ ＝ １０.３４５６（約１０.３）円
古いエアコンの暖房時の消費電力は、１.１３ｋｗ
１.１３ｘ１９.５２ ＝ ２２.０５７６（約２２.０６）円
となりました。
■ エアコン暖房の関連する記事
⇒ エアコンの暖房が効かない原因！暖まらない時の確認する方法とは？
エアコンの消費電力は環境により左右されるの？
ご家庭の消費電力は外気温や室内温度などの環境でも左右されます。
そのため、この数字はあくまでも目安であり、実際には正確に算出することは難しいと思われます。
外気温は、その日の天候や時間帯によっても変化しますし、お住いの地域によっても異なるでしょう。
また、室内の温度は部屋の広さや向き、窓の大きさやカーテンが付いているかないかでも影響します。
そのために、エアコンの表示だけで電気代を正確に調べるのは非常に困難といえます。
エアコン暖房の電気代を上手に節約するには？
エアコンの暖房を使うと便利ですが、電気代が高騰している今、電気代が気になりますよね？
エアコン暖房の電気代を節約するには、どのようにすれば良いのでしょう。
古いエアコンを使用している場合には買い替えもいいですが、現在使用しているエアコンが古くない場合もありますよね。
新品のエアコンに買い替える予定がない場合には、現在のエアコンを使用する場合に工夫をする必要があります。
エアコンの暖房の電気代を節約するためには、以下の８つの方法を検討してみてくださいね♪
エアコン暖房の電気代を上手に節約する８つのポイント
① エアコンの設定を適切に調整する
・必要な温度に設定しすぎないようにし、できるだけ低めの設定で快適な温度を維持します。
・エアコンの温度を夜間は下げて寝室を冷やしすぎないようにし、省エネを図ります。
② 断熱対策
・部屋の窓や扉の隙間をシーリングして、外部からの冷気や暖気の侵入を防ぎます。
・カーテンやブラインドを閉めて、窓からの熱の逃げを抑えます。
③ エアコンのメンテナンス
・定期的にエアコンのフィルターを掃除し、空気の流れを確保します。
・汚れたフィルターはエアコンの効率を下げます。
・エアコンの室内ユニットと室外ユニットの周りを清潔に保ち、エアフローを妨げないようにします。
④ タイマーを使用する
・エアコンにタイマーを設定して、不要な時間帯に運転を停止させます。
・特に外出中や寝ている間にタイマーを使うと効果的です。
⑤ 適切なエアコンを選ぶ
・エネルギースター評価の高いエアコンを選ぶと、より効率的な暖房が可能です。
・適切な容量のエアコンを選んで、部屋の広さに合ったものを使用します。
⑥ サーキュレーターの利用
・部屋の温度均一化のためにサーキュレーターを使用する。
・サーキュレーターの利用で、エアコンの設定温度を上げても快適に感じることができます。
⇒ サーキュレーターの使い方！冬の暖房時に効果的に使う方法とは？
⑦ レジスターやダクトの絶縁
・エアコンの送風路（ダクト）やレジスターを適切に絶縁して、熱損失を減らします。
⑧ エアコンの新型の買い替えも考えてみる（故障した場合）
・古い型式のエアコンは、新型と比べると消費電力が多くかかり、電気代が高くなります。
・古くなると修理するのも高額となるので、買い替えも考えてみるのもいいかもしれません。
・新型のエアコンは、古いエアコンに比べると消費電力を抑えられて、新機能も多く快適に使えます。
これらの方法を組み合わせて、エアコンの暖房の電気代を効果的に節約することができます。
また、エネルギー効率の向上を図るために、省エネ家電の活用も検討してみてください。
エアコン暖房温度の適温のまとめと感想
エアコンの暖房運転にかかる電気代は思ったよりもかさむことがあります。
しかし、エアコンを賢く使えば、電気代を節約しながら快適な環境を楽しむことができます。
今がチェックする絶好の機会かもしれません。
まず、あなたのエアコンが古いのか新しいのか確認し、1時間あたりにどれくらいの電気代がかかるか調べてみましょう。
さらに、フィルターの掃除もお忘れなく。
長らく清掃を怠っていた場合、清掃後の風の質に驚くかもしれません。
必要に応じてサーキュレーターなどを活用して、快適な室内環境を作り出すことができます。
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