部屋中や家の中が年配の匂いに包まれていると感じたことはありませんか?
これは男性だけでなく、女性にも起こる加齢臭の一例です。
気がつくと、部屋全体にその匂いが充満していることもあります。
他人の住空間の匂いには敏感になりがちですが、日常的に生活している自分の部屋の匂いにはなかなか気づきにくいものです。
この記事では、部屋が加齢臭で不快になる原因とその対策についてご紹介します。
加齢臭で部屋が臭いと感じる原因は?
年齢に伴う体臭がただ部屋に充満しているだけでなく、布製品や家具などにしみついていることが、部屋が不快な匂いになる主要な原因です。
枕、布団、ソファー、カーテンなどの布製品は、臭いが吸着しやすく、その臭いが部屋全体に広がることで家中が不快な香りになります。
特に枕や布団は、頭皮や首周り、耳の後ろなど、加齢臭が発生しやすい部分に長時間接触するため、寝室の臭いの発生源となります。
部屋の加齢臭の臭いニオイを消す方法
部屋に長年蓄積された加齢臭を取り除くのは、予想以上に困難です。
ただし、ニオイの程度には差があり、少しでも効果的な方法があるかもしれません。
このため、我が家で実践している方法も含めて、いくつかの対策をご紹介したいと思います。
加齢臭で部屋が臭くても本人は気づかない
加齢臭を発する本人がそれに気づいて対策できれば一番理想的ですが、普段から自分の臭いに慣れてしまっていることがあります。
そのため、加齢臭をまき散らす本人はその強烈なニオイに気づきにくいことがあります。
直接本人に伝えるのは気まずいと感じつつも、このままでは解決が難しいため、思い切って
「部屋が加齢臭で不快だよ!」
と伝えると、
「そんなことはない!」
と逆ギレされることもあります。
このような状況はどの家庭にも見られるかもしれません。
そのためには、部屋に漂う悪臭を消すために直ぐに出来る事から始める必要があります。
そこで、部屋に漂うイヤな加齢臭を消臭する方法をご紹介いたします。
加齢臭ケア
年齢を重ねることで、男性も女性も加齢臭が発生します。
体から臭いが発生しないように正しい加齢臭ケアを心がけることは、部屋の臭いを抑える最良の対策となります。
加齢臭が発生する原因に応じて、対策と予防を適切に行いましょう。
加齢臭のする部屋の換気
家の中を一定の頻度で通気することで、こもった臭いを取り除くことが可能です。
特に、寝室では臭いがたまりやすいので、慎重に換気する必要があります。
2箇所以上の窓を開け、キッチンなどの換気扇も適切に動かしましょう。
扇風機を利用するのも有効です。
10分ほどの換気を行うことで、部屋の空気を新たなものと交換することができます。
臭いニオイを消す消臭剤の活用
そのまま、何にもしなければ部屋の加齢臭は絶対になくなりません。
その場合には、臭いニオイを消す消臭剤の活用の検討も大事です。
消臭アイテムには色々な種類があります。
置き型消臭剤・芳香剤
部屋に設置することで臭いを軽減できるのは、設置型の消臭剤や芳香剤です。
ただし、強い香りを発するものは、悪臭と混ざることでより不快な匂いになる可能性があるので、慎重に選んでください。
香りが気になる場合は、香りのないタイプの消臭剤がおすすめです。
消臭スプレー
部屋用の消臭スプレーはトイレ用のものとは異なり、生活空間に適した特性を持っています。
設置型の消臭剤と同じく、強い香りは悪臭と混ざることで不快な匂いになることがあるため、香りの濃さには注意が必要です。
洗濯が難しいソファーやクッション、カーテンなどにも効果的です。
赤ちゃんやペットのいるご家庭では、「天然由来成分」・「植物由来成分」のものが安心です。
脱臭機・空気清浄機
専門的な脱臭機能を持つ機器を活用することで、部屋の不快な臭いを軽減できます。
さらに、空気清浄機には脱臭フィルターなどが組み込まれており、部屋の消臭機能を強化した製品もあります。
加齢臭の対策には「寝具の洗濯」も重要
枕カバーやシーツも衣類と同じく、汗や加齢臭、ミドル臭が付着しやすいので、頻繁に洗濯しましょう。
1枚だけを使い続けるのではなく、カバーやシーツを替え用意しておくと、天気が悪くてすぐに洗濯できない場合でも、簡単に交換することができます。
加齢臭の対策には「布団だけではなく枕も干す」ことも重要
良い天気の日に布団を干すだけでなく、枕そのものを干すことも効果的です。
枕カバーだけでなく枕も湿気が原因で雑菌が繁殖し、汗や皮脂による臭いが発生する可能性があります。
天日干しによって、太陽の紫外線が殺菌と消臭に効果を発揮します。ふんわりと気持ちよく仕上がり、同時にダニ対策にもなります。
ただし紫外線に弱い素材もあるため、干す前に素材が天日干しに適しているか確認しましょう。
適さない素材は風通しの良い場所で陰干しすることで、湿気やダニ対策が可能です。
天日干しに適した素材は?
・そばがら
・ひのきチップ
・パイプ
・小豆
・ポリエステル
・コルマ
陰干しに適した素材は?
・羽毛
・高反発ファイバー
・低反発ウレタン
・高反発ウレタン
・スノー低反発
・ビーズ
応接セットや、リビングにあるクッションも定期的に干す事で、加齢臭の対策になりますよ♪
お部屋の加齢臭に効果のある消臭剤のおすすめは?
消臭剤にも様々な種類がドラッグストアで販売されていますよね!
どの商品が加齢臭のニオイを消すのか、選ぶのが難しいですよね。
我が家では、部屋の入口である玄関フロアも不快な匂いがするため、特定の消臭アイテムを設置しました。
そして、しばらくその効果を試してみました。
お部屋の消臭元パルファムスパークリングの効果は?
|
この商品の説明によれば、
● 「でっかいろ紙」でイヤなニオイをしっかり消臭。
● シャバシャバすれば香り復活。液がなくなる最後まで、ずーっと香りが続きます。
● ろ紙を引き上げ、好きな強さに香り調節。
● 大容量400mLで効果長持ち。
実際に使ってみた結果、設置前と比べて不快な匂いが完全に消えたわけではありませんが、明らかに違いを感じました。
ただ、私個人的にはスパイシームスクの香りが好きなので、今後は同じ消臭アイテムでも別の香りを試してみたいと考えています。
また、今回は2畳ほどの広さの玄関フロアで使用したため、これで十分だったかもしれませんが、もし広い部屋であれば、一つの消臭剤だけでは不足する可能性があります。
とりあえず、部屋の出入り口である玄関フロアだけでも、加齢臭の不快なニオイが軽減されたことに少しだけ満足しています。
これなら部屋全体に設置すれば、少しは期待できるかもしれません。もし足りなければ、もう一つ追加して設置してみようと考えています。
加齢臭のニオイ対策に消臭スプレーはどう?
部屋の不快な匂いに直接スプレーする場合、市販の商品でも高い評判を得ているものが存在します。
ファブリーズやリセッシュなどがよく知られ、人気があります。
例えば、「リセッシュ 除菌EXプラス 消臭ストロング」は、レビューを見ても加齢臭対策に有益そうです。
カーテンやクッション、枕カバー、ベッドシーツなどにスプレーすることで、一時的かもしれませんがニオイを抑えることができるでしょう。
リセッシュ 除菌EXプラス 消臭ストロング
|
※ 使えないものも一部あるため、使う時には使用上の注意をよく読んでお使いください。
ファブリーズ ミストラル ホワイトシャボンのミスト
もう一つ部屋の加齢臭の臭いが気になる時に、私が現在使っている部屋用の芳香剤はコレ!です。
P&Gの「ファブリーズ ミストラルふんわりホワイトシャボンのミスト」。
|
私は石鹸の香りが好みなので、このホワイトシャボンの香りも結構気に入っています。
トイレが不快な匂いだったり、洗濯物の近くを通ると加齢臭が気になるような時にも、ワンプッシュで周囲が心地よい香りになります。
これは一時しのぎの効果ですが、即効性があり、私個人としてはとても気に入っています。
加齢臭の関連記事
⇒ 加齢臭を洗濯物から取り除くには?洗濯洗剤のおすすめや漂白剤は?
⇒ 加齢臭対策のボディーソープはどれがいい?柿渋石鹸や香水はダメかな?
⇒ 加齢臭対策のシャンプーで男女兼用のおすすめは?正しく頭を洗うコツは?
⇒ 加齢臭の原因はストレスから?運動不足も関係ならどんな運動がいい?
記事とあとがき
部屋の加齢臭のにおいは、発する本人が気づいて対策しない限り、改善が難しいと思います。
しかし、それが理由で悩んでいるのも理解できます。
部屋の換気や洗濯、消臭剤や空気清浄機など、いくつかの方法を併用してみましょう。何もしないよりもずっと良い結果が得られるでしょう。
また、家中に広がる加齢臭を除去するには、換気や消臭アイテムの使用だけでは解決しません。
なので、こもった臭いに対処するだけでなく、臭いが染みついた布製品や寝具、家具にも対策を講じることが大切です。
そして何よりも重要なのは、体から発せられる加齢臭を予防すること。
加齢臭が発生する原因に応じた対策を行い、根本的な改善を目指しましょう。